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高齢者の交通事故と都市伝説を盲目的に信じる行為について

常吉

池袋で起きた悲惨な交通事故のニュースがトリガーとなってまたぞろ高齢者の運転制限がネット上で姦しい。
3月以降通院のために毎日往復80分の田舎道を運転するようになったのですが、確かに高齢者らしい方のおぼつかない運転にしばしば遭遇しますね。腹は立ちませんが、あきれたり心配になったり。

一番多いのは交通量がそう多くはないセンターラインのある道路を私が単独で走行している時に、左側の路地あるいは駐車場から私の前に左折で割り込んでくる車。意地悪な私が速度を落とすことなくそのまま走行を続けると、数秒後にはまだ速度が上がっていないその車の背後に追い付いてしまいます。挙句の果てに10m先でまた曲がるとか。ガラガラな道路ですからとても理不尽にな気分です。私の後には車が居ないのだから私をやり過ごしてから道路に出てくればいいものをと思うのですが、いったん行くと決めるとその後私の車を認知しても止まる動作に移ることができないのかもしれません。人間にミスはつきものですからせめて手を上げるとかハザードつけるとかすればまだいいのですが、中には睨みつけてくるお年寄りもたまにはいるわけで、朝から気分悪いです。

ネット上でもジジィの運転免許剥奪論が声高に叫ばれていますね。私はエンジニアの端くれなのでまずは実態を数値検証してみました。他人の権利を奪おうというのですから実態を知らずして云々はあり得ません。

下表はH28年の年齢別事故率です。その定義は年齢別事故件数/年齢別免許保有者数×100です。
出所は運転免許統計(警視庁)およびe-state(政府統計窓口)です。
TA1_R2.jpg

意外なことに70-74歳の事故率は34歳以下のそれに比べてまだ低いのですね。私が属する65-69レンジは45-49レンジとほぼ同等でした。もしもH28年に交通事故低減策として仮に年齢別対応が実施されていた場合、25歳未満の免許取得を認めなければ事故件数は68,053件減っていましたが、70歳以上の免許を返納させていたとしても58,212件しか減らなかったことがわかります。
まさか高齢者への忖度による統計欺騙なんかではなく、これが実態でしょう。

何も調べずにただマスコミに踊らされ、高齢者から免許を剥奪しようなんて声高に叫んでいるのは自らの情報収集・処理能力をさらけ出しているようなもんですね。そして年を取って私のように癌になった時にインチキクリニックのインチキ免疫療法に引っかかって何百万円もだまし取らてしまう…。

*「有酸素運動の前に筋トレをすると効率的に脂肪が燃焼する」
*「有酸素運動は20分以下では効果が少ない」
*「体温を高くすると免疫が上がる」
*「●〇(タマネギでもニンジンでも肉でもでもサプリでも何でもよい)を摂取すると免疫が上がる(あるいはがんが治る)」

どれも都市伝説です。(学術的に正しく証明されていない、あるいは否定されている。)

恥をかかないため、損をしないために。
何かの説を考えるときにはその説の基となった原典を調べます。原典は査読を受けた学術論文あるいは信頼すべき公的機関のデータであることが重要です。そしてそれらはネットで30分も探せば見つかります。
また、「学会で発表しました」は入会金と年会費を払って学会員になればだれでも可能。相手にされなくても火だるまになっても発表は発表なので相手にしない事。「特許取得」も同じことです。
更に、個人の体験談(「〇×をやったら病気が治った」「▽◆を入れたら燃費が改善した」はエビデンスとしては最下位で、たとえそれが何百件積み重なろうが学術的には無意味です。




   
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Posted by常吉

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