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この42年間に所有していた車たち(1)

常吉


大学3年生の終わりに普通免許を取って以来42年の間に所有した14台(内現有2台)の車とその頃の生活を振り返ってみました。

免許を取ってすぐに友人から3万円で譲り受けた車がダイハツフェローマックスSSです。
FellowMaxSS_R.jpg

他のグレードとは一線を画すSS(Super Sports)は2気筒360cc 2サイクルエンジンにツインキャブを奢ることによって最高出力40ps(比出力100ps/Lオーバー)を絞り出すホットバージョン。当時はとしてはまだ珍しかったFFですが、それを感じさせないロングノーズ・ショートデッキ・フロントショートオーバーハングのデザインが大のお気に入りでした。最近のMAZDA車やVOLVO XC40などもあえてFFのメリットを消してまでロングノーズショートデッキデザインにしていますが、ダイハツは40年以上も前からそのコンセプトを取り入れていた先駆者だったというわけです。実際のところはトリビュート トゥ アウトビアンキだったのかもしれませんが(笑)。

ロングノーズとかショートデッキとか言ってもピンとこない方のためにFRとFFの外観の違いをBMW X1とHonda Vezelを使って比べてみました。なお、比較のために両者の全長が同じになるように縮尺を変えてあります。
CMP1_R.jpg
FR(ベース)のX1は優れたハンドリングのためにエンジンを縦置きにしているので必然的に古典的なロングノーズ(=ショートデッキ)ショートオーバーハングになっています。これに対してFF(ベース)のヴェゼルは空間効率を最大にするためにエンジンを横置きにしてロングデッキ(=ショートノーズ)を実現しています。こうして見るとフェローマックスがFFを感じさせないFR的デザイン(ロングノーズショートデッキショートオーバーハング)を目指したことがよく分かりますし、X1に似ていると言えばそう言えないこともなさそうです。

2サイクルなので3,000rpm以下でクラッチを繋ぐとエンジンがストールしてしまい運転にはコツのいる車でしたが、高回転エンジンとウッドの小径ハンドルが運転初心者のスポーツ心をくすぐってくれました。

頻繁だった彼女とのデートはもちろん、寝苦しい暑い夏の夜に箱スカGT-RやRX-3だのギャランMRを駆る地元の仲間たちと箱根に行ったり、時には長野までスキーに行ったりと大活躍。たった3万円で買ったのですが、不具合と言えば腐った床の下に路面が見えることや、全開加速時にはもうもうと黒鉛を吐くことくらいで大きなトラブルには遇いませんでした。たったの2年間でしたが、青春の思い出が詰まった車です。


某Tier1自動車部品メーカーに就職して1年が過ぎ、結婚と同時に次の車に買い替えました。
2代目セリカ(A40) もちろんロングノーズのFRです。
値段的に大差のない1600GT(DOHC)にするか2000ST(SOHC)にするかさんざん悩んで2000STにしたのですが、正解だったと思います。排気量は正義だし、当時はDOHCもSOHCもどちらも2バルブだったのですから。そう、当時はトヨタも日産も名ばかりのDOHCだったんです。4バルブDOHCが出るのはその後のホンダのZCエンジンを待たなければなりません。それどころかこの2代目セリカですら搭載された6つのエンジンの内の3機種はOHVという時代でした。
CelicaA40_R.jpg

今回は新車購入でしたが少しでも安くという事で完検切れの個体を買ったのですが、5MTだとばかり思っていて納車されてみたらまさかの4MT。そんな車が未だにあったとはうかつでした。事情で1年足らずで手放してしまったのであまり思い出はありません。当時はこの斬新なデザインに惚れたのですが、今見ると特にリアのオーバーハングが異様に大きすぎですね。荷室を確保したかったのですが兄弟車のカリーナに引っ張られてホイールベースを伸ばせず、オーバーハング拡大でごまかしたというところでしょうか。

就職先の研究所で2年が過ぎたころ、会社の命で某大型トラックメーカーの大型エンジン設計部に出向に行くことになりました。今はサプライヤーのエンジニアが完成車メーカーにゲストエンジニアとして出向することは極々一般的ですが当時はそんな習慣もなく、私に与えられたミッションは「あの会社の中に20年後の飲み友達を作ってこい。」というものでした。その会社も社員と全く同等に扱ってくれて、2年後には2人の部下まで付くようになっていました。M君、K君まだ在籍中と聞いているけど元気でやっているかな?

で、セリカで通うわけにもいかないだろうと会社がカンパニーカーを与えてくれました。それがいすゞジェミニLT5MT(FR)でした。写真は高性能バージョンのZZ-Rですが、私のは1600ccの SOHCエンジンが載ったThis isでした。
JEMINI.jpg

うーん、全然楽しくない車でした。でも2年半の間休日に給油したガソリン代以外は点検から車検まですべて会社持ちだったので文句は言えません。
そして2年半の出向が終わり、同時に夢のカンパニーカー生活にも終りを告げたのですが、ちょうどその頃衝撃的なコンセプトカーが発表されました。

ISUZU Asso di Fiori
このジウジアーロのデザインにやられました。東京モーターショーで眺めるだけでは飽き足らず、親しくしていたIsuzuのエンジニア達とはるばる大阪モーターショーまで追っかけに行ったりしました。
ASSO.jpg
フラッシュサーフェスとウェッジシェープに徹底的にこだわったデザインはまさに未来の車に見えました。

(ちなみにこの年のモーターショーでトヨタソアラが華々しくデビューしたのですが、油圧タペット付きのDOHCなんて本末転倒じゃん?なんてショーの説明員に迫ったりしました。ホントの突っ込みどころはそこじゃなくて2バルブなんですが、当時は私にとってもそれが常識だったもので…)

そしてこのコンセプトモデルが商品化されるとほぼ同時に購入。
いすゞピアッツァ XL(2000cc SOHC 5MT FR)です。

その2に続きます。

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Posted by常吉

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